2013年2月27日水曜日

あふれる こみあげる


ブログが月1のみの更新になってしまっています、、

それでも見にきてくださっている方がいることを管理画面などで知り、
ありがたい気持ち、申し訳ない気持ちが入り交じます。

見にきてくれる方がひとりでもいるならば、
少しずつでも続けていこう!と、
やはり心に決めたこの頃です。

すぐに毎日更新!とはきっとなかなかいかずに、
マイペース更新、そして拙い文かと思いますが
ふらりと、見てくださると嬉しいです。


ブログを更新するときに、
密かに目標にしていることがあります。

それは、作品の写真もアップすること。

織っているもの、カタチにするもの、
途中でも、完成したものでも
少しでも見ていただきたいなと思っています。
それが、最近はどうも織れない日が続いていました。
織りたいけれど、織ることができない、、、

いろんな気持ちがあふれたり、こみあげたり、、、
自分自身どうしたらいいのかわからず
どうしようもない気持ちや気分になることが続いています。

そんな気分で織ってしまったら、
作品に反映されることは簡単に想像できてしまう。
自分の織る・作る作品は、
喜びや楽しさ、
ワクワクドキドキする気持ち、
楽しいものでありたいと思っています。
それがハッピーなものではなくなってしまう、
作品を見た人へも複雑な気分が伝わってしまうのではないかと、
まっすぐな気持ちで織機に向かえない
自分自身にも戸惑いを感じました。

そんなとき、楽しみにしていた
スペインの刺繍作家さんの展示を見に行きました。

THE LITTLE PEOPLE

まあるい刺繍枠の中に佇む
LITTLE PEOPLEたち。

その姿かたちは、とてもシンプル。
お顔は、目と口のみ。

無表情、無機質なように見えそうですが、
でも、そこにはしっかりと
楽しそうにしている姿、
悲しそうな表情、
刺繍枠ごとにたくさんの表情が見られました。

思わず、
「LITTLE PEOPLEがいろんな表情をしているのは、
刺繍しているときの、ご自身の気持ちや状態が
自然と反映されているのでしょうか?
楽しそうな表情だったり、どことなく悲しそうだったり、
いろんな表情をそれぞれしているように感じました」
とギャラリースタッフの方に聞いてみる。

そうすると、
スタッフの方が作家さんに通訳して聞いてくださった。

「そうなの!気づいてくれて嬉しい!」
と、作家さんが笑顔で答えてくれました。

悲しそうな、寂しそうな表情の作品も
見た私が感じた気持ちは、
気持ちが沈んでしまうよりも、
人間らしさというか、
体温のようなあたたかみが伝わってきて
LITTLE PEOPLEたちが
とても愛らしく感じられました。

織り布はまた別なのかもしれないですが、
自分の気持ちが反映されることは
悪いことではないと
気づかされた出来事でした。

「いろんな気持ちのときに織った布、作品で
どんなものが生まれるのか、見てみたいよ」
そんな風に言ってくれる方もいることは
本当に勇気づけられます。

いつだって、織るときは
自分の気持ちに耳をすまして
織っていました。
それは、織機に向かい
織っている自分の気持ちとの会話。

いま自分の中で巻き起こっている、
この気持ちで織ることは
いつだってできることではないのですよね。
織ること以上に考えてしまう、いろいろな想い、
その気持ちを無視することなく、そっと寄り添いつつ
それでも織機に向かったり、作っていくことは
今の自分にしかきっとできないこと、
きっときっと、良い経験になってくれるはず。

あふれる、こみあげる気持ちは
ガマンや無視をする方が簡単なときもあります。
わたしは、長い間ガマンや無視することに
慣れすぎてしまったのかな、、

勇気を出して、
あふれる感情や気持ちを認めると
こんなにも苦しいものだったのか、と
気づけたことは大きなことかもしれません。

織るときだけに限らず、
いろんなことに対して
自分の気持ちに正直に、
きちんと耳を傾けて、
ほがらかでいられるように
ひとつずつ、ひとつずつ進みます。

なんだかツラツラと
とりとめのない文章になってしまいました、、、

最後までお付き合いいただいた方、
ありがとうございます。

立ち止まっていてはいられません。
自分のハンドルをきちんと握れているか
ときどきでも安全確認しながら、走っていきます!
(どうも、自分の状態に耳を傾けずに走ってしまう悪い癖もあります、、、笑)

次回は、作品もアップできるようがんばります☆